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子宮や卵巣のトラブルで妊娠への影響はさまざまです

子宮筋腫などのトラブルがあると妊娠しにくくなることがあります。
妊娠に向けて、回り道をしないためにも、ここではどんな妊活に影響があるのか伝えますね。
目次
受精卵が着床しにくくなることが!
子宮筋腫や子宮線筋症、子宮ポリープや子宮奇形があると受精卵が着床しにくい状況が考えられます。
子宮の形が変わるために、子宮の異常な収縮がおこってしまうからです。
トラブルによって患部に炎症がおきたり、着床のじゃまをすることあります。
卵巣にトラブルがあると、卵子が充分に育たなかったり、排卵しにくくなることがあります。
妊娠への影響は状況によって色々です
- 子宮筋腫について
- 外性子宮内膜症について
- 子宮線筋症について
- 卵巣嚢腫について
子宮筋腫について
子宮筋腫は子宮の筋肉にできます。こぶのようなものです。
筋腫の場所によって
- 筋層内筋腫
- 漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)
- 粘膜下筋腫
と分けられます。
原因は女性ホルモンのエストロゲンが関係すると言われています。
症状は
- 月経時の出血がふえる
- 貧血がおこる
- 筋腫がまわりの臓器を圧迫して下腹部の便秘・頻尿・腰痛
外性子宮内膜症について
子宮以外の卵巣や卵管などで子宮内膜が増加する病気です。
月経のたびに、出血などを繰り返します。
月経血のように綺麗に流れでないので、残った子宮内膜が傷んだり、卵巣や卵管で癒着(ゆちゃく)が起こって不妊原因になることがあります。
発症のピークは30歳と言われています。
手術や薬での治療となります。
薬は低用量ピルなどですが、その期間は妊娠できません。
子宮線筋症について
子宮線筋症は、子宮内膜が子宮の筋層内で増殖するものです。
原因は2つあります。
卵巣嚢腫について
卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)は卵巣がはれた状態のことで良性と悪性があります。
卵巣がはがれることで、排卵しづらくなったり卵管の周りに癒着が起こることが不妊原因になることがあります。
流産や中絶、出産などをきっかけに子宮の筋層がゆるんでそこに子宮内膜が入り込むこと
子宮の筋層に直接子宮内膜ができてしまうこと
30代半ばでおこりやすく、30%程度の人に子宮筋腫や子宮内膜症の合併が見られることが多いです。
治療は薬で症状をやわらげることが中心になります。
根治は子宮摘出しかありません。
出産はほぼ帝王切開となります。
超音波検査・MRI検査・血液中の腫瘍マーカーなどで診断します。
悪性の場合はすぐに手術で、良性でも大きさが4センチを超えたら手術をしたほうがよさそうです。
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